【本】うそうそ

 2009-04-20
畠中 恵 (新潮文庫)
★★★☆☆

『しゃばけ』シリーズ第五弾。今回は長編。
病弱な若だんなが初めての旅に出るが、湯治先の箱根に向う途中さらわれてしまう。

いつもは必ず傍らにいる二人の手代ともはぐれ、倒れることもできずひとり頑張る若だんな。
人の弱さ、身勝手さが次々露わになる中で、若だんなも無力を感じつつ、自らができること、すべきことを見いだしていこうとする。

ただこのシリーズ、書き方は上手いしキャラも良くできているし読みやすくて面白いのだが、抹香臭さがどうも鼻について個人的にはいささかしんどい。
若だんなも菓子屋の息子も、ある意味強過ぎる。
こう真面目で強いと、どうもお説教されてるようで物語が楽しめきれないのはこちらの僻みか。
もう少し気楽に読みたいなぁ…。

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