【本】相棒 警視庁ふたりだけの特命係

 2008-11-24
輿水 泰弘/碇 卯人(朝日文庫)
★★★☆☆

ドラマ「相棒」のプレシーズンのノベライズ。
映画版でハマったため過去シーズンを補完するため買ったのだが、映画公開前後で放映された再編集特番でやってた分が入っていて既に知っている内容だった。

ノベライズとしては悪くないかと。
小説としてもそんなに読みづらくはない。
読んでいて頭の中で水谷豊さんがアフレコしてくる。
途中からハマったけど過去DVDを観ている暇のない人には、うってつけの小説かと。

全シーズン買ってこようかな。

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【本】鑑識・米沢の事件簿

 2008-11-24
「相棒」シリーズ
鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜
ハセベバクシンオー(宝島社文庫)
★★☆☆☆

ドラマ「相棒」のスピンオフ小説。
ドラマを一度も見ないまま映画でハマったので、ノベライズで追っかけてみようかと思ったらこれを見つけて読んだのだが。
文章にどうもト書き的表現が多くてややノリにくい。

東京ビッグシティマラソン事件の裏で起こっていた別事件、という設定だが、映画版の内容はほとんどカブらないので映画を知らなくても全然困らない。
それより、絵に描いたようなオタクそのもの、みたいな鑑識さんが実は結婚してたとか、冷静にモノだけを観察分析する職業人の人間的な部分とか、そういうのが書かれていて、特命係に肩入れするのはそういうところからなのかなぁ…とか思ってみたり。

映画観る前に読んでしまって良かったのか?という不安も無きにしもあらずだけれど、これをどのくらい脹らませて映像化してくれるのかは楽しみ。

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【映】ハッピーフライト

 2008-11-24
矢口史靖 監督
★★★★☆

ウォーターボーイズ、スウィングガールズの監督さんだし、予告編はハチャメチャムードだしなんで、頭から、有り得ないから!感バリバリ超楽天的御都合主義映画だと思って観て、みごとに裏切られた。
良い意味で。

機長の卵さんも受付のお姉さんも整備の兄ちゃんも管制塔の人達もコントロールセンターのおっちゃんもそしてCAのお姉さん達も、みんな一生懸命仕事してる。
どこの部署でもトラブルの連続で、ちょっと気を抜くとそれが人命に関わる事故にもつながるし、それをぼ〜っとしてたりいささかドジだったりな連中がバタバタしながら片付けてるのを観てると大丈夫か〜?って不安になってくるんだけど、ラストに向かってほんとにヤバくなってくとそれぞれの仕事を命掛けてやり遂げる。

役者さんの演技はかなり誇張入ってるけれど、描写の方は細かくて、またそれが不自然にならない描き方をしてるのでリアリティが増してます。
いやぁ、なまじのパニックものよりある意味怖かったですよ。
タイトルがタイトルだから当然ハッピーエンドなんだけど、飛行機がマジ苦手という人は観ない方が良いかも。

でも、仕事ってほんとうに大変なんだ、けれどどんな仕事もみんな大切なんだ、そして本気で仕事してる人ってカッコイイ。
これから仕事体験とか行く中高生に観て欲しいかも。

個人的には職業病なタワーのお姉さんとアナログな一徳さんが好きでした。

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【本】「縮み」志向の日本人

 2008-11-03
李 御寧 (講談社学術文庫)
★★★☆☆

日本で教育を受けたこともある韓国の知識人が書いた、韓国人の目から見た「日本人論」。
西洋との比較で論じられることの多い「日本人論」を、昔からの文化交流が多かったはずの韓国や中国との比較で論じている。

日本人は何でも縮めたがる。
扇子、お守り、庭、盆栽、弁当、トランジスタラジオ…
他所から入ってきた文化や技術をどれもみんな縮めて精巧なミニチュア化して、掌の中に収め懐に入れて持ち運んでしまう。
相手が大自然でも神様でも、こちらから向かうよりこちらへ引き寄せてしまおうとする。
次々実例を並べられると、「確かに〜」と納得することしきり。
きっと食品見本のキーホルダーも∞プチプチも、その延長線上にあるんだろうなぁ…と思ってみたり。

それだけに、その日本人の「志向」が便利な道具を作り続け、それを武器に世界が打って出ることで日本の経済はどんどん大きくなったけれど、逆にその「志向」が内弁慶を生んでいて、それが国際交流の下手さや経済摩擦の原因になっているという論述は、うっかり信じてしまいそうになって怖い。

一番驚くのは、そういう「志向」が韓国には無い、ということ。
何でも小さく小さく手元へ手元へ持ってきたい志向は、いったいどこから来たんだろう?

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